素敵な事のような気がする
昨晩寝る前に読み返し始めた本がすごくよくて、
通勤の電車の中でも読み耽る。
今は仕事も暇だし、このまま山手線にでも乗り換えて、
ぐるぐる周りながら最後まで読みたい。
そんな衝動を抑え、鼠客の溢れる京葉線へ小走りで向かう。
昔読んだ時の感触もよかったけど、今読むと尚よいと感じる。
隠れていた感受性が花開いたか。それともただ歳をとっただけか。
でもま、最近そういう事が結構ある。
これまで漠然としか捉えられてなかった事や気付きもしなかった事を
なんとなく理解している自分がいたりする。
突然にというわけでもなく、なんというかじわじわという感じで。
それは会計基準だったり、酒の飲み合わせだったり、女性だったり、
Blurのカッコよさだったり、自分の性格だったりする。
そして、それはとても素敵な事のような気がしている。
- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2004/04/01
- メディア: 文庫
- 購入: 9人 クリック: 112回
- この商品を含むブログ (243件) を見る