山梨への一人旅 part.1

@高原



今朝はいつもより早く起き、荷物を抱え家を出た。
そう、一人旅に出るためである。


断っておくが自分探しなんかではない。
一人旅をする事が目的なのである。


目的地も全く決めずに電車に飛び乗ろうかと思ったけど、
それじゃ自分探し感が出てヤだったから、勢いで決めた。


SUNTORYの白州蒸留所を見に行こうと。
ワイン王国山梨の実力をこの目(舌)で確かめてこようと。


かくして、8時ちょうどの(偶然)あずさ5号で旅立ったわけであります。


まず向かったのが白州蒸留所。
仕込み、発酵、蒸留、熟成という製造工程や樽の手入れを見学させてもらった。


感動したのは貯蔵庫と樽の手入れだな。
貯蔵庫にはほんとにたくさんの樽があって、空気にウィスキーが混ざってんの。
あの中にいるだけで十分酔える。


樽の手入れってのは樽を再生するために火を入れるリチャーていう工程。
「火を使って樽を再生する」なんてなんとロマンのある話だろうか!


樽の再生職人が作業着で紙コップのウィスキーを飲んでると絵になるでしょ。
オレも生まれ変わったらリチャー職人になりたい。


見学の後はもちろん試飲。白州12年と山崎12年を飲み比べです。
やっぱりオレは白州派。まぁでも今日は白州のホームゲームだったからな。
今後は山崎に出向いて飲み比べてみよう。


蒸留所見学の後は標高1,500mの高原へ。
ビールを飲んで、駅弁食べて、芝生でゴロゴロ。
こんな時期に観光客がいるはずもなく、自分ちみたいだったよ。


その後、高原にもすぐに飽きて、また電車に乗って甲府まで戻り、
ほうとうと馬刺しをたらふく食べました。


県庁所在地はどこも似たようなもんでつまんないね。
コンビニが諸悪の根源な気がする。全くないのも困るけど。


今から温泉行って、湯上りに蒸留所で買ったウィスキーを飲む事にします。
そして、蒸留所で買った村上春樹を読む事にします。
明日はワイナリー巡りさ。


もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫)

もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫)