むかしばなし

oooka



10年くらい前、いつものように徹夜の麻雀明けに入った蛍池吉野家の店員
「おおおか」の名札が「イーピン、イーピン、イーピン、リャンピン」に見えて、
「ああリャンピンかサンピンがきたらアガリだな」と思ったあの時、
皆で馬鹿笑いしながらも、確かにオレは「このままじゃダメだ」と思った。


狭くて暗くて煙草臭い部屋で10時間以上も時間を浪費した後、
腹をすかして部屋を出ると暑くて目が開けられないくらいに明るくて、
解放感とか疎外感とかが混ざった不思議な気持ちになった。


今日、大岡さんと名刺交換をした時にあのドアを開けた時の
むぁーとした空気を思い出し、懐かしいなぁと思った。